1970年代初頭 サーフィンボードは、劇的にデザインの変化を遂げた時代
もっと短く、もっと短く、そして、FINもシングルフィン〜ツインフィンへ、そしてまた、シングルへ、と世界のシェイパーが思考錯誤を重ねた時代
そんな時代に、今は亡き、伝説のシェイパー、Terry MartinとMickey Munozが、世に送り出した、デザインのボードが、Terryのガレージから見つかった
それがこの、”HOBIE Positive Force Twin”
今、彼の息子である、Josh Martinが復刻させ、Terryの魂を蘇らせた。
厚さが 3 1/4” 以上という、この長さにしては、驚異的なボリュ−ムから、非常に浮力が得られ、とにかくパドルが早イコールテイクオフが、嘘のように早い
同サイズのSOAPよりも格段に早いのだから、もう異常な世界。そして、走りは、言うまでもなく、超速!
そして、Terry Martinのすごいところは、レイルデザイン。彼特有のテーパーデザインを、フルダウンレールにも流用し、レイルエンドは厚さを感じさせない
それが故に、厚さがあっても、レイルが波にしっかり食い込むようにデザインされている。
そして、なにより斬新なデザインは、テイルバンプ。
デッキ側のているに、バンプが削りこまれ、テイルを踏み込みやすくしている。このデザインは他には皆無 であろう
結果、非常に楽に乗れる、トランジッションボードに仕上がっている見た目からの想像をはるかに覆がえす、ライディングテイストは今乗っても、乗りにくさを感じさせない。
これぞTerry Martinの真骨頂。“乗りにくいボードは作らない”